こんにちは!トムさんです!
今日は、私が「財形貯蓄と医療保険を辞めた理由」について書いていきたいと思います。
春の新生活も始まり、多くの新人が入ってきた職場も多いのではないでしょうか?
私が新入社員だったときを振り返ると、世の中のことを何も知らない人間だったなと思います。(今は少し成長したけど、まだまだ未熟で勉強が必要!)
特に、保険や財形貯蓄に関しては会社担当者や先輩社員のアドバイスを鵜呑みで契約しました。スタートはそれで良かったのかもしれませんが、今は自分なりの考え方を持って、医療保険と財形貯蓄はやめています。
多くの日本人のより良いライフプランのために「財形貯蓄」や「保険」の制度について知っておく必要があると私は思っています。
今日は私の体験を織り交ぜて解説しますので、皆さんの参考になれば嬉しいです。では早速みていきましょう!
ノープランで生命・医療保険、財形貯蓄に加入した
「万が一に備えて、保険には入っておいた方がいいですよ。皆さんまだ収入や貯金も少ないし、何かあってからでは助けてくれる人がいないと大変ですよ。」という感じで入社早々に不安を煽られます。確かにそうかもしれないなと思って、私は生命保険と医療保険、財形貯蓄に加入しました。幸い、最低金額で契約していたのが良かったところです。
私自身のライフステージでは結婚で大きな転機がありました。結婚式や旅行資金捻出のために財形貯蓄は解約しました。また、今のところ生命保険は継続していますが、医療保険は解約しています。
では、順番にポイントとなる内容を見ていきましょう。
医療保険について
医療保険は簡単に言えば、病気やケガによる医療費や入院費を補填する制度です。生命保険や損害保険でもない第三分野の保険と呼ばれたりもします。要は後発の保険ということですよね。仮に入院したとしても、60日や120日と上限が決められていたり、更新タイプだと、年齢と共に保険料も上がっていきます。
私の経験上、「ケガや入院がなかったことによる割引がされています!」と通知が来て、何か得したような気持ちにさせられていました。しかし、月50円や100円割引されたとしても、年齢でしっかり値上げされていきます。一度やめてしまうと再加入時はもっと高い保険料でスタートとなりますよと、うまい営業トークをされる場合もありますので、自分を信じて決断が必要です。
公的保険(国民皆保険)が充実している
高額療養費制度がある
傷病手当金がある
私達は自ら保険を契約しなくても、雇用保険料や健康保険料、国民年金や厚生年金のような公的保険に対する支払いをしています。これは給与から天引きされる人がほとんどなので、認識がない場合もあるでしょう。すでに医療機関窓口での支払いは3割負担で済んだりしていますので、それでもカバーしきれないものは民間の保険で補填すればよいです。大体の場合は公的保険で大丈夫です。
高額療養費制度も有難いですね。自己負担金額が一定額を超える場合、標準月収に応じて、超過額を補填してくれます。あとで返金を受けることもできますし、事前に総務や労務に相談して「健康保険限度額適用認定証」を医療機関に提示すれば、窓口での支払いも超過額を引いてくれます。私は保険適用の日帰り手術があったときに、この制度を利用して助かりました。
万が一、長期間働くことができなくなっても、傷病手当金が支給されます。休業4日目から通算して1年6ヶ月分です。月額報酬の3分の2が支給されますので、この期間に立て直すことも現実的といえます。
これだけ、充実した内容が公的保険にあるわけですので、健康に暮らしている間に貯蓄しておけば、支払いに困ることはないと言えます。そのため、民間の医療保険に入る必要性は低いと考えた方が賢明でしょう。
私は医療保険があって助かった場面はありませんでした。解約で浮いたお金を自分の健康投資や医療費の貯蓄、大切な人をハッピーにするためのお金として使っています。
財形貯蓄について
企業の福利厚生の1つとして財形貯蓄制度がある場合、給与天引きで別口座に管理してくれるため、貯蓄がしやすいメリットがあります。
仮に毎月1万円を天引きして利回り3%だとします。1年間で12万が12.36万になります。10年間続けたとしたら、123.6万円です。
これをつみたてNISAで同じように運用した場合、132.4万になります。これは複利効果3%の場合ですので、長期・積立・分散で優良な商品に投資すれば、もう少し高い利回りを期待できるでしょう。
このような観点から、同じお金を貯蓄していくのであれば、財形貯蓄ではなくつみたてNISAの方が勝ちやすいと言えます。
私は、結婚資金を確保するために財形貯蓄を解約して、もう1度財形貯蓄を契約したりしたのですが、NISAや確定拠出年金制度が拡充されたタイミングで財形貯蓄はやめてしまいました。
新しくて使い勝手の良い制度がある場合は、乗り換えていきましょう!
さいごに
財形貯蓄や医療保険についてまとめてきましたが、私達の大切な人生の資金を流れが悪いところに置いてしまってはいけません。必要性や重要性が低いと判断できそうな場合は、勇気をもって切り替えていくマインドが大切です。
もちろん、一人ひとり考え方やライフスタイルのニーズは異なりますから、自分にあった内容を見つけていくことが大切です。それでも悩んでしまう場合は、信頼できる人や専門家に相談してみることも良いかもしれませんね。
安心して楽しく毎日を生きていけるよう工夫していきましょう!
それではまたっ!