こんにちは!トムさんです!
今日は有給休暇をもっと積極的に活用していこう、という話をしていきたいと思います。
皆さん、自分の好きなタイミングで休めていますか?
法定で年間5日の取得が義務化されたり、コロナ以降は体調不良が優れないときは無理をしないといった風潮も広がり、以前に比べれば休みやすくなってきたかもしれません。
とはいえ、職種や職業によって差もあると思いますし、裁量労働で働いている人は休みや時間管理という概念がないのも事実だと思います。しかし、自分で自分の時間をコントロールできるというのは幸福感に直結しますし、実はとても価値が大きいと私は考えています。
今日は、有給休暇というテーマから時間の使い方や価値について深堀っていきたいと思います。そんな発想があったのかという気づきがあれば、皆さんの人生にもきっと役立つはずです。
有給休暇の金銭的な価値
厚生労働省の『令和4年就労条件総合調査 結果の概況』によると、企業の年間休日総数は115日程度であるとされています。これに加えて、法定有給休暇は最低5日ですので、年間120日の休日があるということになります。
- 365日‐120日=245日(労働日数)
- 245日×8時間=1960時間(最低労働時間)
- 1時間の休憩、残業、通勤時間を2時間として2×245=490時間
合わせると、1年間で2450時間を仕事に使っていることが分かります。もちろん、もっと多い人や少ない人もいると思います。
総務省統計局発表の家計調査によると、日本人の年収の平均値は433万円です。
ここで考えてみてほしいのですが、
- 年間2450時間を使って433万円稼ぐ
- 年間2300時間を使って433万円稼ぐ
ならどっちがいいですか?
もちろん、②の少ない時間の方がいいですよね!
②で想定しているのは極端な例ですが、年次有給休暇の残り15日を全て使ったとした場合で計算してみました。(10時間×15日=150時間)
2300時間÷2450時間=93.87%となります。
約6%も節約となってますので、ものすごい数字です。
- 5%引きの商品があったら嬉しいですよね?
- 5%の収入が増えたら嬉しいですよね?
- 5%今より自由が増えたら嬉しいですよね?
- 5%の余裕で自分の大切な人を喜ばせることができるとしたら?
これくらい、有給休暇には価値があるということが分かります。
支払われた休日?
有給休暇と聞くと、給料が発生する休日のことなんだなというのが日本人的な感覚かと思います。しかし、英語の表記にすると、
- paid holiday
- paid leave
支払われた、支払い済み、というpaidという単語を使っています。
有給休暇の買い取り、企業の負債とするのが、「国際会計基準」や「米国会計基準」の考え方のようです。そのため、有給の残数を日給あたりで計算することが一般的。日本では有給休暇の買い取りが認められない場合が多く、国際会計の感覚とズレがあるのかもしれませんね。
ここで考察したいのは、有給休暇は金銭的価値があるとする「国際会計基準の考え方」だけでも知っておくと視野が広がるということです。
金銭的な価値だけでない
ちょっと疲れたな、パフォーマンスが落ちてしまっているな、という時や体調が優れない場合は思いきって休んでしまいましょう。日々のルーティン業務も大切ですが、ここぞという時の仕事に力が入らない方がもったいないです。安定的に良質なパフォーマンスを出すために、体調を整える休暇を作りましょう。健康的な時間が長いことは、長く働けることにもつながるため、心身と金銭の余裕も生まれるはずです。
捻出された時間は自分自身に投資しましょう!時間がなくてできなかったこと、ずっとやりたかったこと、知識やスキルアップなど、たくさんあります。
仮に150時間(有給15日分)あったとしたら、自分に必要な本を読んだりもできますし、映画やアニメの物語の世界に行くこともできますし、旅行や体験だって増えていきます。
簿記3級やFP3級のような人生に役に立つ資格の勉強だって時間を捻出すれば合格が近づきます。
自分がイメージできる、自分の良い未来をじっくり考える時間にしてもいいです。
忙しい毎日に忙殺されるのではなく、自分自身は本当は何をやりたいと思っているのか、それはどのくらいで実現可能なのか、本質的な問いかけをして人生を充実させることにだってつながります。
仕事時間が長いことが悪ではない!
ここまでの話をまとめると、無駄な時間を徹底的に省いて、最小限で仕事しましょうと感じた人もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
ハードワークをすることで誰かの役に立てたり、なりたい自分に近づいていたり、ずっと語りたくなるような経験ができたり、貴重な経験ができる場合もあります。馬車馬のように働きたい!という人がいても、もちろんOKだと思っています。
私自身の経験からも、「今週は休みなく働きたいのに、休日が邪魔!」と思っていた時期もあるくらいです。時と場合によって使い分けられるといいなと今は感じています。
誰かが決めた人生を歩んで不幸になるのではなく、自分自身で自分の人生を掴みにいっているなという状況が幸せなのかもしれません。
まとめ
今日は有給休暇の切り口から時間の大切さについて話してきました。人生は有限ですから、自分の人生に悔いが残らないよう毎日を懸命に生きていきたいですね。
それではっ!
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