こんにちは!トムさんです!
「お金に強くなりたい!もっと学びたい!」と思って約2年。
興味関心に身を任せ、資格試験に挑み続けてきました。
その結果、日商簿記・FP・ビジネス会計の3級を取得していました。お金に関係する基礎知識は一通り学習したと言えると思います。
「日本ではどうしてお金に関する勉強を義務教育に入れていないのか?」
このような問いかけに私も同感です。早いうちから学んだ方がいいと思っています。なぜなら、私自身が大人になってから学び、もっと早く知りたかったと感じたからです。
まだまだ学びが十分とは言えませんが、一定の学習を終えているからこそ、まとめられる内容もあると思っています。
「お金なんていらない。お金は嫌い」という人はあまりいないと思いますので、多くの人にとって関係してくるのではないかと思います。
それでは早速、お金の基礎教養資格のまとめをしていきます!
お金の資格に共通することは?
簿記・FP・ビジネス会計の3つに共通して言えることは、
- 損益計算書(PL)
- 貸借対照表(B/S)
この財務諸表を理解することができるという点です。
売上高、売上原価、売上総利益(粗利)、販管費、営業利益など、PL内訳が理解できます。
また、バランスシート(B/S)は、資産・負債・純資産に分かれています。
PLとB/Sから人生を考察する
何よりもすごいのは、全てのビジネスや家計をPLとB/Sで表現することが可能ということ。事業の数値も、家計支出も、PLとB/Sの枠の中で説明がつくことで、物事を構造的に理解することが加速します。
構造的な理解が進むと、自分がとるべき行動は何なのか、自分にとって本当に大切なことは何なのかということも見えてくるように思います。自分の大事にしたい点が見えてくると、家族や友人、同僚や会社が何を大切にしていて、どのような方向に向かいたいのかということも分かってきます。(他者視点を持てる)
デメリットをあげるとすれば、色々と分かってしまうことで、冷めてしまう可能性があるということです。何も知らずに、勢いで突き進んでいた方が幸せだったという場合もあるでしょう。数値化したり、定量的に表現することで、げんなりしてしまう場合もあります。好きという感情だったり、情熱や信念で突き動かしているときは、余計な雑音になる可能性があります。
とはいえ、感情と論理のバランスを上手にコントロールしていくためにも、お金の知識を一定レベルまで取得することは大切でしょう。自分にとって心地よい塩梅を見つけていきたいですね。
お金の資格の取得ルート
資格を活用して、これからお金の勉強をしたい!と考えている人にオススメしたい順番があります。
- FP3級
- 簿記3級
- ビジネス会計3級(余力があれば)
まずは、FPを取ってほしいですね。日本におけるお金の制度を体系的に学べます。正直、細かいところや深いところを理解する必要はありません。ざっくりと自分が生活する上で関係している点を整理できればOKです。
次は日商簿記3級です。PLとB/Sがどのように作られているのか基本から学ぶことができます。仕訳と言って、数字や費用をどのように振り分けていくかが分かります。何度も書いて体で覚えていく必要があるため(アプリで学習することも可能)、継続的に取り組むことが大切です。YouTubeでふくしままさゆきさんの動画を見ただけで合格できる方もいるようです。良質なコンテンツは整っていますので活用したいですね。
続いてはビジネス会計検定3級です。これは余力がある人や興味関心がある人だけでいいかなと思います。(FP3級と簿記3級があれば十分です。)ビジネス会計検定3級は、簿記で作られた財務諸表の分析を深めるために有効です。そのため、資料を読み込んだり、数字の感覚を掴みやすくなります。簿記の理解を加速させる役割も果たしてくれそうです。
お金の資格の難易度は?
お金の資格の難易度を私の体感で表現すると下記のとおりです。
FP3級 < ビジネス会計検定3級 < 日商簿記3級
FP3級が一番易しいでしょう。勉強する範囲(量)が多いのが厄介ですが23年1月試験(日本FP協会)では合格率が85%を超えていました。
https://www.jafp.or.jp/exam/syutoku/result/20230103.shtml
ビジネス会計検定はFPほどのボリュームはありません。ただ、最低限の対策を取らないといけません。23年3月試験では合格率が61.7%でした。
https://www.b-accounting.jp/about/data.html
最後は日商簿記3級です。YouTube学習で取得できるセンスのいい人もいるようですが、一般的な人はスクールを使ったり、繰り返し何度も学習して習得する必要がありそうです。クセのある学問ですから根気強さもほしいところです。合格率は30%~50%です。
https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/candidate-data
まとめ
FP・ビジネス会計・日商簿記の取得経験から、共通点やポイントを整理してきました。これから学習する方々の参考となれば嬉しいです。
それではまたっ!
(下記、過去の参考記事)