こんにちは!トムさんです!
今日は、「習慣化や仕組化のイメージは羊さん」という話をしていきたいと思います。
皆さん、飼育されている羊が犬に追いかけられて檻の中に収まっていく映像を見たことあるでしょうか?
ボーダーコリーなどの牧羊犬が牧場を駆け巡って見事に羊を誘導していますよね。
ハイジで例えると、ペーターはヤギを上手に散歩させていますね。(羊じゃない(笑))
これらのイメージを持てると、あらゆるタスク管理に活きてくると思います。
私は学生の頃の勉強より、大人になってからの勉強の方が楽しいし、色々なことに対して継続ができるようになりました。それはちょっとした知識だったり、コツを掴んだからだと思います。
それを分かりやすくイメージすると、犬が羊を綺麗に誘導する姿がピッタリ感覚に合うんです。
今日はそのイメージを持ってもらいながら、仕事や勉強、人生そのものに役に立つ習慣化や仕組化の理解を深めていければ幸いです。
羊は自由に歩いていく
私達は普通に暮らしていると、特に意味もなくダラダラしたり(勿論必要な場合もある)、物事を先延ばしにしたり、そこまで必要でもない物やサービスを買ってしまいがちです。
そもそも、毎日を生きるので精いっぱいで、時間もない、お金もない、なんだか余裕もない、という状況の人も多いのではないでしょうか?
これは人間ですから、楽をしたいとか、「もっと、もっと」と欲が広がっていくことは仕方ありません。
あっという間に流れていってしまう日常、それがまさに私達の中の羊が牧場に放たれている状況と同じはないでしょうか?羊にも意思がありますから、放っておけば自由に生きていくでしょう。しかし、その羊も牧羊犬のような(あるいはペーターのような)誘導者がいることで、意図したい方向へ導くことができるんです。
感情と論理のコントロール
ノーベル経済学賞を受賞しているダニエル・カーネマン氏は『ファスト&スロー』の中で、人間にはシステム1とシステム2があると主張しています。システム1は直感や感情で本能的、システム2は深くじっくりとした思考や意識的な行動であると区別しました。
動物が動物らしく生きているのは、遺伝子や本能レベルで刻み込まれているシステム1の世界です。一方で、抽象的かつ独創的な思考を顕在的にしていくのはシステム2で人類の進化に大きく影響してきたと言われています。
『アイデアの力』の著者であるハース兄弟は、象(感情)と象使い(理性)という表現もしています。人類の長い歴史の中で刻み込まれてた遺伝子は感情や直感を強く動かします(まさに象のように)。しかし、それに打ち勝つことができたら、理性を使って大きな進化や進歩を生み出すこともできるのです(象使い)。
自分なりのゴールを設定してみよう
皆さんのありたい姿、理想の状況をイメージしてみてください。
- 現状:クローゼットがごちゃごちゃしていて物がたくさんある
- 理想:クローゼットの中がコンパクトにまとまっている
「よし、整理するか」と行動して一旦は綺麗になるかもしれません。しかし、しばらくするとまた同じような状況になってしまうものです。
では、どうすればいいか。(羊を誘導するように)
新しい服を1着買ったら、古くて着なくなった服を2着捨てよう!
(2着捨てたら、1着入れよう)
この発想を持つことで、現状のクローゼットから理想の状況に追い込むことができるのではないでしょうか?
勉強や仕事にも応用できる
資格を取得したいな。勉強したいな。仕事をスムーズに進めたいなと理想の状況を想像したとき、自分自身がどのように行動すれば羊を適切に誘導できるかロードマップが描けると確率が上がります。
最近では行動経済学が浸透してきましたね。
人間心理をうまく把握して、どのような仕組みを構築すれば、人にやさしく、社会にやさしい行動を自然ととれるようになるか様々な研究がされているようです。
私達は、私達の意思の範囲で、自分や周囲の人たちの人生を豊かにできるように、良い方向に誘導していくことが求められていると思います。
まとめ
今日は羊、ハイジに出てくるペーター、システム1・システム2、象と象使いなどの例えを用いながら習慣化や仕組化について思考を深めてきました。
全員が天才やエリートにはなれなくても、
たとえ遺伝や運の要素が強かったとしても、
習慣や仕組で自分の伸びしろを最大化させることはできるというメッセージが伝われば嬉しく思います。
日常のちょっとした工夫が大きな成果をもたらすと思います。今すぐ皆さんの羊を適切に誘導しよう!それではっ!