こんにちは!トムさんです!
ビジネス会計検定3級の合格証書が届きました!
こうやって合格証が送られてくるのは嬉しいですし、テンションが上がります!!
会計・語学・ITはビジネスパーソンの3種の神器(スキル)と言われたりもするようで、この検定を通して会計領域のスキルアップができました。
そこで今日は、ビジネス会計検定3級の概要を改めてまとめていきたいと思います。
ビジネス会計検定の基本情報
検定の目的、対象者、試験レベルの紹介
ビジネス会計検定試験は、財務諸表に関する知識や分析力を問うもので、財務諸表が表す数値を理解し、ビジネスに役立てていくことに重点を置いています。
ビジネス会計検定3級は、「会計用語」「財務諸表」の構造や読み方など、財務諸表を理解するための力を身につけることを目的としています。貸借対照表、損益計算書、キャッシュ・フロー計算書を学習することで、企業の財政状況、経営成績、資金の状況が理解できるようになります。
会計情報に関する情報やスキルは、経理・財務部門だけでなく営業や企画、総務などのさまざまな部署で、また新入社員から経営幹部まで幅広く求めれれる能力となっています。
参照『ビジネス会計検定試験 公式テキスト3級』大阪商工会議所
3級の受験資格や受験料
受験資格 | 学歴・年齢・性別・国籍に制限なし |
---|---|
問題形式 | マークシート方式 |
試験時間 | 2時間 |
合格基準 | 100点満点中、70点以上 |
受験料 | 4,950円(インターネット申込は、さらに+440円) |
受験資格は不問。とくに制限はありません。
インターネットでクレジットカード決済も可能ですが、申込のシステム利用料として440円がかかります。合計で5,390円が必要となります。
試験日程や申し込み方法
試験は年に2回、3月と10月に行われています。10月の試験の場合、一般の申込は8月中旬から開始となるようです。
詳細はホームページを確認するのが確実です。
https://www.b-accounting.jp/guide/
ビジネス会計検定の試験範囲と出題傾向
3級の試験範囲の概要
出題範囲 | 財務諸表の構造や読み方に関する基礎知識
①財務諸表とは ②貸借対照表、損益計算書、キャッシュ・フロー計算書の構造と読み方 財務諸表の基本的な分析 ①基本分析 ②成長率および伸び率の分析 ③安全性の分析 ④キャッシュ・フロー情報の利用 ⑤収益性の分析 ⑥1株あたり分析 ⑦1人あたり分析 |
---|
問題の傾向と対策
貸借対照表、損益計算書、キャッシュ・フロー計算書の構造が分からないと計算できない問題があります。貸借対照表の左右が一致していること、損益計算書の売上高から税引後当期純利益までの各項目を理解していること、キャッシュフローのプラスとマイナスが何を意味するかなど、大きな感覚を掴むことが大切です。構造さえ分かっていれば、あとはパズルのように当てはめていくことが可能です。簡単な四則演算で計算できますので演習を繰り返しましょう。
第32回の合格率
第32回の参考データとして、3,495人中、2,158人が合格で61.7%が直近の合格率です。ある程度の対策をしなければならないことは数字から見ても分かります。
効果的な学習方法とテクニック
短期で効率よく学習するためのテクニック
ビジネス会計検定3級の合格確率を上げるために、2ヵ月~3ヶ月の学習スケジュールを確保するといいと思います。最低でも1ヵ月は欲しいですね。
私の場合はテキストと問題集1周するのに約1か月かかりました。2周、3周と繰り返し学習した方が知識の定着と合格確率を上げることができると思いますので、試験日から逆算して余裕のあるスケジュールを立てることをオススメします。
知識を定着させるための方法
会計用語が全く分からない場合、外国語を読んでいるかのような気分になるかもしれません。私も最初は無知すぎて何も分かりませんでした。そのため、単語に慣れ親しむ必要はあるかと思います。スキマ時間にテキストを読んだり、財務諸表を眺めてみたり、ぼんやりイメージするだけでも変わってきます。その後は、試験のアウトプットを想定したインプットを心掛けて学習してください。
模擬試験や過去問題を活用した学習方法
公式問題集には過去問2回分が付属されています。そのため、120分でどのくらい解答することができるか、最低でも1回は試してみるといいです。時間ギリギリになってしまう場合、基礎的な知識が抜けていたり、問題形式に慣れていないことが考えられます。自分と試験問題の相性をよく確認しておきましょう。
オススメの参考書
ビジネス会計検定については「公式テキスト」と「公式問題集」を取り組んでいれば大丈夫です。
公式テキスト&問題集(大阪商工会議所)
ビジネス会計検定の主催が大阪商工会議所です。運営元が公式に出版しているテキストと問題集なので、この内容を学習しておけばバッチリです。公式なので安心感もありますよね。ビジネス会計検定を学習する人の王道コースです。
簿記学習者のためのビジネス会計検定(ネットスクール出版)
ネットスクール出版(桑原知之 著)のテキストもあります。一定の会計知識を持っている人、公式本が合わないなと感じる人は使ってみてもいいかもしれません。簿記は仕訳を学習しますが、ビジネス会計検定は仕訳されて集計された財務諸表を分析することがメインです。
重要ポイント&模擬問題集(日本能率マネジメントセンター)
日本能率マネジメントセンター(西川哲也 著)の問題集もあります。公式テキストが肌に合わない、テンションが上がらないという人は、他の参考書を手に取ってみるのも選択肢としてありかもしれません。
試験当日の対策と心構え
試験会場や持ち物に関する注意事項
- 受験票
- 筆記用具(鉛筆やシャープペン)
- 身分証明書
- 電卓
受験票の近くに身分証明書を置いて、本人確認する時間があります。マスクをしている場合は顔を見せる必要がありますので、動揺しないように心構えておくといいですね。
試験前のリラックス方法や心構え
早く到着すると試験会場の廊下等で待つ時間が発生します。立ちながら復習している方もいますし、時間の使い方は人それぞれです。トイレを早目に済ませたり万全の状態で臨めるよう工夫して過ごすといいですね。
試験中のタイムマネジメントや注意点
問題用紙のページによっては、ミシン目に沿って切り離しができます。試験中に問題用紙を切り離したりする経験ってそんなに多くないと思いますので、焦らず慎重に取り組みましょう。
まとめ
感染症の世界的な流行、戦争による資源やエネルギーの高騰、直近を振り返ると、目まぐるしいほど世の中が変化し、私達の生活にも大きな影響を与えました。一人ひとりがマネーリテラシーを高めていかなければならない、そんな機運が高まったと言い換えることもできると思います。その1つとして、会計の基礎を身に着けることは有意義であると私は考えます。会計が分かると、日々の生活から仕事において、あるいは、日本経済や世界経済をより深く理解できるようになります。
皆さんで一緒にレベルアップして、自分自身や周囲をもっとより良くしていましょう!それではっ!