こんにちは!トムさんです!
本日はFIRE(Finacial Independence Retire Early)についてまとめていきたいと思います。
皆さんFIREってご存じですか?日本語にすると「経済的に自立して早期リタイア(退職)すること」になると思います。分かりやすく言い換えると、株式投資をして配当金の範囲内で生活することができれば、給与のために働かなくてもいいという考え方です。
私自身、最初に知った時は「えっ?なにそれ?どうなってんの?」と衝撃を受けたことを覚えています。そんな当時の私を振り返りながら、FIREを通じてほんの少しの理解と考察を深めていければと思っています。
本屋での出会い
私自身、FIREの考え方には2020年に出会いました。そのキッカケとなったのは2冊の本です。
『FIRE 最強の早期リタイア術』クリスティ・シェン 著
『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』穂高唯希 著
本屋にどーん!と並べられていて、「ブログやTwitterで話題!」と売り込まれていました。私Twitterをやっていなかったし(本当に今年から開始)、ブログを読んだりもしていなかったので、世の中の人はこんな情報を知った上で生活してるのか!とちょっとした焦りもあり、即2冊とも購入しました。
FIRE先駆者の穂高さんの本に書いてあるのですが、2018年くらいから世界中でFIREムーブメントに火が付いていたようです。そして、2019年10月19日に30歳にセミリタイアを達成した旨を穂高さんがツイートしたことが、ネット上でバズっていたようですね。
学生時代からお金に悩んで生きてきたこと、この先の人生や目の前の家計も含めてどうしようかと頭を悩ましていた自分に、FIREという概念があまりにも強烈すぎて、食いつくように本を読みました。
高確率の4%ルール
本の表紙部分でも「0.1秒でも働かない人生!」という強い言葉で煽ってくるのですが、具体的にどういう状態なの?と気になる方もいるかと思います。ここでは4%ルールについてご紹介します。
例えば、優良な投資信託や高配当株を1億円ほど保有することができれば、毎年4%の配当で400万の収入を得ることができる。そして、毎年400万を切り崩しても資産は減らないという理論です。これが4%ルールと呼ばれています。資産を維持して400万を毎年得ることができる確率は95%以上であると、トリニティスタディという研究結果が示されているようです。
これを応用すると、5000万あれば毎年200万。2000万あれば毎年80万のような逆算をすることが可能になります。完全に仕事を辞めないまでも、必要な金額分だけ働いて残りは配当金で暮らすことも選択肢に入り、サイドFIRE(本業や副業+配当)という生き方もあるようです。
単なる年収ゲーム、倹約ゲームにあらず
「はいはい、FIREなんて一部の高給取りや仙人のようなドケチ生活を送っている人たちの寝言でしょ?」と思ってしまう人がいてもおかしくはありません。
そもそも、どのくらい稼いでいるか、どんな仕事をしているか、どれだけ生活を切り詰めているかなど、誰かと比較するものではないですし、自分自身が幸せで豊かであればいいはずです。ここにポイントがあると私は考えています。
とことん自分と向き合っている
「会社や仕事に縛られずに自由に生きたい!」という欲望を多くの人が抱いています。実際に多くの金融資産を集めて運用すればFIREできるのは理論的に証明されていて、再現性が高いといえます。本を読んでいても感じるのですが、自分が何に幸せを感じて何に時間やお金を使いたいか、とことん向き合って考えている。だからこそ、金融資産を積み上げることもできるし、自分の人生を切り拓くこともできるのだと私は思います。
収入の範囲内で支出をコントロールする
余剰資金を運用にまわす
このシンプルな法則を自分自身に当てはめて実践していくだけでも、だれでも多くの気づきを得られると思います。
収入と支出、そして時間や人生をどのようなバランスで保っていくか、このかじ取りを繰り返すプロセスにこそ大きな価値があります。
本質はどこにあるか?
「早期リタイアして遊んで暮らしたい!」「結局、金さえあればなんでもできる」といったイメージが出てくるかもしれません。そのような考え方や生き方があっても良いと思います。私自身も、そんな考えが全くないかと言われたらそうではありません。
しかし、FIREを達成しても、結局のところ、お金や金融商品に依存しているという点では変わらないように感じませんか?資本主義社会で生きている以上、そこから抜け出すことはできないのかもしれませんが、数字上だけの世界ではなくて、もっと質感や温かみのあるひとりひとりの人間が助け合って生きているからこそ、安心して暮らしたり事業を営んだりできているのだと思います。
こうして考えていくと、自分と社会、自分と世界のつながりが見えてきて、そこから具体的に自分はどんな行動をとっていこうか、何を実現しようか、誰を喜ばしていこうかと決めていけるような気がしてきます。
FIREを学びながら自分の守備範囲の中で、どれだけの創意工夫をしていけるか、これが誰にも共通して言える本当の旨味なのかもしれませんね。
さいごに
今日はFIREの簡単な紹介から、少し深いテーマで語ってみました。
本についてはどちらも良書だと思うので興味がある方は読んでみてください。
そしてFIREに興味がある人もない人も、自分と向き合ってもっと良い人生になっていったら嬉しく思います。
皆さんの幸せが1秒でも長くなりますように!
それでは!